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坂下直実 准教授 平成21年度日本病理学会学術研究賞を受賞

2009年11月19日、20日に東京の九段会館にて開催された第55回日本病理学会秋期特別総会において、日本病理学会学術研究賞を受賞いたしました。

日本病理学会は幅広く疾患のメカニズムや成り立ちを研究する重要な基礎医学である病理学領域の学会で、医学に限らず、歯学、薬学、獣医学などの分野についてもそれらの学問の根幹を成す研究分野となっています。病理学会は再来年に学会創立100周年を迎える由緒ある学会であり、今回の受賞は全国からの公募より採択された7件の受賞の一つであり、日本国内で行われた優れておりかつ蓄積された研究であることが前提となって選考が行われ、この分野の将来を担うであろう次世代の研究者に授与される名誉ある受賞です。受賞の詳細は以下のとおりです。

受賞者: 熊本大学大学院医学薬学研究部細胞病理学分野准教授
坂下 直実(さかしたなおみ)
受賞対象: コレステロールによるマクロファージの機能制御:ACAT1陽性特異オルガネラの発見から細胞内コレステロール代謝制御、ファゴゾーム機能障害、C型ニーマンピック病治療戦略まで


熊本大学博士課程学生および医学部附属病院医師が世界最大規模の国際学会において若手研究者学術研究賞を受賞!

2009年6月14日から18日にかけて米国ボストンにて開催された国際動脈硬化シンポジウム(International Symposium on Atherosclerosis 2009; ISA2009)において、本学から2名の受賞(Young Investigator Award; YIA)がありました。

本学会は、心筋梗塞や脳梗塞の原因として注目されている動脈硬化症に関する国際学会で、3年に一度しか開催されない、この分野における世界最大規模の国際学会です。1500余りの演題中、46演題がYIAとして選ばれ、このうち7演題が日本で活躍する若手研究者であり、うち2演題が熊本大学からでした。

本学医学薬学研究部における基礎医学研究のレベルの高さが国際的に認められた大変名誉ある受賞です。受賞の詳細は以下のとおりです。

受賞者: 大学院医学教育部博士課程細胞病理学分野(4年)
雷 小峰(らい しょうほう、XiaoFeng Lei)
受賞対象: Translocation of ACAT1 from ER to late endosome associated
membranes in cholesterol-rich human macrophages.

受賞者: 医学部附属病院循環器内科
医師 小西 正紹(こにし まさあき)
受賞対象: Quantitative Assessment of Total Coronary Artery Plaques
Volume Using Multi-slice Computed Tomography is Associated with Metabolic Syndrome.


小田切 優樹 教授 米国薬科学会(AAPS)フェローの称号を授与

2005年11月6日~10日、アメリカ合衆国ナッシュビル市で開催された米国薬科学会(AAPS:American Association of Pharmaceutical Scientists)において、小田切 優樹教授(医学薬学研究部・薬物動態制御学分野)は、薬物動態特性の解明、特に薬物の蛋白結合に関する研究における顕著な業績に対し、AAPSフェローの称号を授与されました。


ジョイントセミナー・20周年記念

「20周年記念、第37回熊大医学薬学研究部・化血研ジョイントセミナープログラム」が下記にて開催されました。このジョイントセミナーは、昭和60年2月25日に学術交流を目的として始まったもので毎年2回ほど研究発表を中心に開催し、今年20周年を迎えました。この間、多大な成果を上げてきました。

日 時:平成17年7月6日(水)16:00~18:30
場 所:熊本大学医学部楷樹会館 2階 第1研修室

【演題及び演者】
ご挨拶:ジョイントセミナー20年 熊本大学名誉教授 尾上 薫

  1. エンベロープウイルスHIV-1の細胞侵入機構
    熊本大学大学院医学薬学研究部 感染防御学分野 教授 原田 信志
  2. 改変トランスポゾンベクターとその利用
    化学及血清療法研究所 第一研究部 上仲 一義
  3. 脳神経外科最前線
    熊本大学大学院医学薬学研究部 脳神経外科学分野 教授 倉津 純一


阪口 薫雄 教授 中国協和医科大学から名誉教授の称号を授与

このたび、阪口研究部長に江口前学長とともに中国協和医科大学から名誉教授の称号が授与されました。同大学とは、1983年部局間協定を締結し、熊本県の理解と財政的支援を受け、毎年2名の研究者を招へいするなどの日中学術交流発展にたいしての貢献が認められたものです。


小田切 優樹 教授 米国薬科学会(AAPS)フェローの称号を授与
時間の分子生物学

平成16年度(第35回)講談社出版文化賞の選考がこのほどあり、発生医学研究センター、粂和彦助教授の「時間の分子生物学」が科学出版賞に選ばれました。この本では人間、草木、細菌までが持っている生物時計と睡眠のメカニズムを分子生物学研究の成果をもとに解き明かしています。
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高校生を対象とした講演会
世界脳週間2004 「脳を知る、守る、創る、育む」

熊本大学発生研究センター・粂助教授の講演や同大学院医学薬学研究部・小川 尚教授らの展示説明など脳科学についての講演会が開催されます。高校生を対象とし、脳科学に少しでも興味をもっていただきたいという趣旨で、講演・展示説明が行われます。脳を知ることは人の心を知ることにつながり、病気の解明や高齢化社会への対応や人にやさしいコンピュータの開発などにつながり、幸福な社会の建設につながります。
参加費は無料。明日を担う高校生の積極的な参加を期待しています。

日   時 : 平成16年3月13日(土)14:00~17:00
会   場 : 熊本大学大学院医学薬学研究部 
  基礎医学研究棟  1階講義室(本荘・九品寺地区エリアマップ 8番)
講   演 : 「脳の中の時計と睡眠の、夢のような本当の話 」
粂 和彦(熊本大学発生医学研究センター 助教授)
展示説明 : 1 .ヒトは大脳皮質の何処で味を認識するのか
2 .神経ネットワークはどのようにして作られるのか
3 .アルツハイマー病のことも勉強しよう
4 .神経の活動:イオンチャンネルをイオンが通る
5 .ネズミは脳のどこで味を感じるか
主催 ・ 代表: 熊本大学大学院医学薬学研究部知覚生理 小川 尚
問い合わせ: (TEL) 096-373-5057 (FAX) 096-373-5059

医学薬学研究部の前田浩教授が、薬学系の研究に功績のあった個人に国際学会「CRS学会(Controlled Release Society)」が毎年贈る「ナガイ財団賞」を受賞しました。 前田浩教授は腫瘍だけを標的に制がん剤の薬効をもたらす「ミサイル療法」の基礎になる理論を研究し、そのメカニズムを発見することにより、高分子型制がん剤開発に貢献しました。
微生物学分野の紹介はこちら >>

7月30日、医療分野の研究支援機関を統合再編し、遺伝子の研究・解析や情報提供を機能的に推進する生命資源研究・支援センターを正式に発足させました。

医学薬学研究部の浴野成生教授が、三島海雲記念財団(東京)が行う、自然科学や人文科学の研究費を助成する学術奨励賞の本年度受賞者のひとりに選ばれました。 浴野教授は、食物のタンパク質が腸管付属リンパ組織に取り込まれる時の母親由来抗体の役割について研究します。
生体微細構築学分野の紹介はこちら >>

医学薬学研究部の甲斐広文教授と安東由喜雄講師の共同研究で、厚生労働省指定の難病、FAP(アミロイドポリニューロパシー)に対して、微量必須金属の一つが病気の進行を抑制する働きを持つことが明らかになりました。予防・治療薬への実用化が期待さまれす。
遺伝子機能応用学分野の紹介はこちら >>